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フクロウの温度管理はどうやるの?
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夏場の温度 | 23~26度 |
夏場の湿度 | 37~60% |
冬場の温度 | 18~25度 |
冬場の湿度 | 45~60% |
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室内飼いの場合は、人が快適と感じる温度で問題ありません。
暑がり寒がりな人がいる様に、適正温度は種類や個体によって異なります。
フクロウには汗腺がないので、人間の様に汗をかいて温度調節をすることが出来ません。
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風通しを良くして、温度や湿度を調節してあげしょう。
【フクロウ専門のペットショップ】フクロウカフェ アキバフクロウ東京が、梟の温度管理を徹底解説!
この記事の信頼性|書いた人
フクロウコンシェルジュ
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- 40羽のフクロウと暮らす現役の飼育者
- フクロウが好きで仕方ない夫婦
- 動物カフェとして、世界一の口コミ数と多くの受賞歴を持つアキバフクロウの運営者。
- フクロウ販売・餌(エサ)・嘴・爪のメンテナンス・パーチ製作、飼育に関わる全般の取扱い。
- 飼育スタイル|過干渉を避け個性を尊重
フクロウの温度管理
鳥は汗をかかない
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フクロウをはじめ、鳥類には汗腺がありません。
人間の様に汗をかいて、温度調節をすることができません。
係留中などは室温が上がっても風通しの良い場所へ自由に移動ができないため、十分に注意が必要です。
フクロウの体温調整の動作
暑い時
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開口呼吸(嘴をあけて呼吸をすること)する事があります。
体温が上昇した時、フクロウは翼の内側を見せるように羽を広げたり、 口を開けてハァハァと喉のあたりを動かし呼吸して体内の熱を放出させます。
寒い時
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くしゃみをする事もあります
羽を折りたたんでいたり、震えている時は、寒がっている可能性もあります。
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フクロウの雛は、お互いに寄り添って温め合ったりもします!
フクロウ飼育の温度・湿度
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夏場の温度・湿度
夏場の温度 | 23~26度 |
夏場の湿度 | 37~60% |
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温度計は同時に湿度も分かるものが良いです!
フクロウに当たらない距離で、近くに設置します。
夏場の暑さ対策
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真夏に室内温度が30度以上になる場合は、人が留守でも冷房を点けておいたほうが賢明です。
フクロウに長い時間、直接的に冷風が当たり続けると、体力を著しく消耗してしまいます。
風向に注意しましょう
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どれぐらい温度を下げて良いか分からない場合は、フクロウの様子を観察するのが一番です。
温度調節が必要な時
- 動きが鈍くなっている
- 食欲が減退している
- 震えている
- 飼い主様の側を離れず、温かい場所を探している
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などの兆候が見受けられたときは、温度調整をおこなってください。
夏場の日当たりに注意
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夏場に直射日光があたる場所は、体温上昇の原因となります。
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室内飼いの場合は、窓際などで日光浴させてあげましょう。
窓は紫外線をカットするので、日光浴をする時は窓を開けて行います。
直射日光は避けましょう
フクロウの目の色や感度
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フクロウは目がとても良く、目の不具合が多い動物です。
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反射光でも効果的です
涼しい室内だとしても、直射日光があたる場所に長時間係留しておく時は注意が必要です。
冬場の温度・湿度
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冬場の温度 | 18~25度 |
冬場の湿度 | 45~60% |
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体が羽毛で覆われている為、寒さに対する耐性はある程度あります。
寒冷地育ちの種類のフクロウは寒さに強く、日本の気候なら真冬でも外で飼育を行う事ができます。
冬場の寒さ対策
大型種の場合
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大型種であれば、マイナス5℃程度までは問題なく過ごせると言われています。
寒冷地育ちの種類のフクロウは、寒さへの耐性は比較的高いです。
これを超えてしまうと体温の維持を行うことが難しくなり、病気や体重の減少に繋がります。
小型種の場合
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寒くても8℃は維持出来ると良いですね。
小型種の場合は体重や脂肪が少なく、気温が低すぎると体温を上げる為、体力を消耗してしまいます。
大型種に比べ暖かい環境が必要です
湿度について
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夏場の湿度 | 37~60% |
冬場の湿度 | 45~60% |
温度に比べると湿度の重要性はそこまで高くありませんが、湿度が高く有機物が大量に存在する環境は、雑菌等が増殖しやすくなります。
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飼育環境は常に清潔にして、風通しを良くしてあげましょう!
カビに弱い種類のフクロウ
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シロフクロウなどカビに弱い種類のフクロウは、夏場の湿気にも注意を払う必要があります 。
ウッドチップは使わない
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干し草やウッドチップは、湿るとアスペルギルスなどのカビの温床となります。
床敷には絶対に用いないようにしましょう。
フクロウの温度管理まとめ
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日本の気候は四季がハッキリしているので、少しづつ順応させることが長く飼育するコツです!
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フクロウの状況をよく観察して、適切な環境を作ってあげましょう!
フクロウ飼育ご相談窓口
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フクロウ飼育でお迷いの時など、お気軽にご相談ください!
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